Sample Works

コンテンツ・ラボについて

そもそもは・・・

 既にトップページをご覧いただいた方は、当ラボのサービス内容・範囲について概ねご理解いただいていることと思います。ここでは背景も含めて少し補足させていただきます。

 私(田畑と申します)は約16年間、経営コンサルティング会社に勤務しておりました。そこでは経営コンサルタントとしてのキャリアを積んだ後、後半は現在の事業(コンテンツ制作屋)に近い仕事をしていました。

 自社や顧客企業が営む事業について広く世の中にアピールしていくためのPRコンテンツをつくるという役回りで、具体的には、コーポレート・ブランディング(※)のための書籍や顧客啓蒙用の冊子、Webサイト等について、企画から始まって取材・執筆・撮影・編集と一貫生産(制作)していました。元々の位置づけは「物書き」部門だったのですが、予算のない新設部門というのは何でも自前でこなさなくてはなりません。

※ 「ブランディング」というのは、わかるようなわからんようなやっかいな言葉です(笑)。私自身は「自社に対する認知の"質"と"量"を高めること(質の低い認知が広まるのは逆効果以外の何物でもありませんので)」という風にシンプルに捉えることにしています。

 実際に「カメラマンを雇うお金がないから・・・」と必要に迫られるまで、一眼レフカメラなど触ったこともない・・・当初はそんな状況でしたが、何かが私の好奇心を刺激したのでしょう。動画コンテンツやWebアプリケーションなど、物書きとはやや縁遠いものも含めて、企業経営で扱うコンテンツ全体を扱うようになっていきました。


ライティング(執筆)について

 「あれもこれも・・・」と書いてあるので、「いったい一番の売り物は何なんだ?」と思われたかも知れません。前述した通り、「執筆」もしくは「取材+執筆」というのが、やはりベースというか一番の拠り所になる部分です。ただ、「ビジネスを成功させる」というそもそもの目的を考えたとき、単なる書きっぱなしではなく、書籍なり、冊子やパンフレット、Webサイトなど、「どういうメディア(形態)でアウトプットしていくか」という部分についても、きちんとコミットすることが大切だと感じていました。

 市販書ということでいうと、自分で執筆したものから、装丁をつくったり、企画やディレクションをしたものを含め、これまで7~8冊の出版に携わりました。売り手と買い手のコミュニケーションというのは、多種多様なものだと思います。書籍というのは、ある意味、テレビCMのように見る気(聴く気)がなくても、勝手に視界や耳に飛び込んでくる瞬間的で手軽なメディアとは対極にあるものだと思います。受け手にもそれなりの努力を強いる情報伝達手段です。

 しかし中には、そのような手間暇を惜しむことなく、「どのような人々がどのような理念や志を持ってその事業を営んでいるか」を、時間をかけて知り、そして理解した上で、中長期的なお付き合いをしたいと望む顧客もいるものです。そして実際に、そんな"非効率な"コミュニケーションの中から生まれた「共感や信頼を根っこに持ったお付き合い」というのは、表面的で一過性の売り買いよりも、太く長いものへと育ち、結果的にはより大きく収益貢献してくれる可能性が高いことを多くの経営者は経験的にご存じです。

 当ラボでは、そんな役割を担うブランディング書籍の出版を支援します。企画段階より、「この書籍でどのようなメッセージを読者(潜在顧客)に届けるべきか」という観点でディスカッションさせていただき、プロジェクトを進めます。また取材・執筆業務と合わせて、御社に最適な出版社を探したり、彼らとの調整・交渉を代行させていただくことも可能です。


出没地域(活動エリア)について

 当ラボは滋賀県草津市にあります。だから実際に動き回る場合は、滋賀県西部~京都エリアが活動エリアの中心になります。トップページから一変して、本ページについてはここまで文字ばかりだったので、ここらあたりで地図でも見ていただきましょう。

くまの出没エリア

 一応『頻繁に出没する地域』『まあまあ出没する地域』『エサの匂いがすると遠征する地域』と、3つに分けてみました(笑)。ただ、取材を伴わないような業務の場合は、必ずしも地域は問題になりません。「顔をつきあわせて何度も打合せしないと信頼して仕事を任せられない」という場合は別ですが、最近はSkypeという便利なツールもあります。これならば、チャット/音声(イヤホンマイク使用)/動画(Webカメラ使用)でのリアルタイムの打合せが無料でできます。活用しない手はありません。

 執筆をはじめとしたコンテンツ制作の場合、仕事の在処も東京エリアに偏りがちですが、私自身もこれらのツールの恩恵を受けています。遠方の方はそういう仕事の進め方もある(当ラボとしては喜んで対応させていただきます)ということを知っておいていただければ幸いです。むろん、必要な交通費や宿泊費をご負担いただけるという場合は、日本全国どこにでも出張させていただきます。


最後に

 「コンテンツ(Content)」とはまさに「内容」を意味する言葉。インターネットが生まれ、誰もがブラウザやメールを使うようになり、ブロードバンド環境によって動画の配信も手軽になりました。物流や電波など、既存のインフラに依存しない流通手段が生まれたことで、情報を受け手に届けるコストは劇的に下がりました。だからこそ、送られる中身の「質」がこれまで以上に問われることになります。

 テレビCMの世界など、「資本力」がなければまさにゲートインすらできなかった分野ですが、今や同種のコンテンツを消費者に届けるのは決して難しいことではありません。「アイデア」や「知恵」を背景にした「コンテンツの質」が、発信力、ひいてはそのプロジェクトの成否を大きく左右するようになりました。「流通させるに足る本質的価値を伴ったコンテンツ」・・・御社におけるその製作スタッフにコンテンツ・ラボ(Contents-Labo)を加えていただければとても嬉しく思います。

名刺